ピラティススタジオ開業の条件
この記事ではピラティススタジオを開業する時に心がけることや重要なポイントについてまとめています。
これからピラティススタジオを開業される個人の方、法人の方、場所決めやまた首都圏と地方での違いなどについても書いてみたいと思います。

ピラティスで開業をされる際には、重要なポイントとして以下を考慮しなければなりません。
| 1. 場所(立地) | ・流動人口 ・アクセス ・固定費 ・内装 ・マシン台数 |
| 2. レッスンの質 | ・離脱率 ・レッスン本数 ・口コミ |
| 3. ピラティスマシンの質 | ・安心感 ・安全面 ・予算 ・品質 ・丈夫さ |
| 4. 広告 | ・WEB ・SNS ・パンフレット ・動画 |
ピラティススタジオ開業の背景
ピラティスグループレッスンを考えている会社様、個人サロン のオープンを考えている個人様、それぞれ悩みがあります。
2025年現在、大変な勢いでピラティススタジオが増えているため、今考えているだけでは乗り遅れてはいないか、もし オープン するとしても何か差別化を図らなければならないのではないのか。 とよく相談されます。そのためにも市場調査や開業条件を しっかり慮して判断することが必須条件です。
下記の内容はピラティス開業の条件5つをまとめました。皆さんにとってご参考になればと思っております。
覚悟について
法人の場合:市場調査
個人事業主の場合:心構え
2025年現在、正直に言うとピラティスに「ブーム」が来ている と感じています。
ピラティスを始めたいという人の割合に対して、スタジオの数 が圧倒的に少ないと感じます。
だからと言って、 「とりあえずやってみよう!」という気持ち だけでは、継続していけずにスタジオを閉めることにもなりかね ません。
開業するにあたり、心構えはもちろん、成功しているスタジオ がどのような場所を選び、どのようなスタジオとして開業してい るのかについてお話したいと思います。
どんな事業もそうですが、「開業さえすれば何とかなる!」と いう気持ちでは長続きしないかもしれません。開業して集客して、そして長くスタジオを続けるためには心構えが大切になって きます。
私はこの先3~5年で、もっと競争は激しくなると予想しています。そして周りと戦って競争していく中で、十分な心構えがな いと心が折れてしまうこともあるかもしれません。
開業したピラティススタジオが地域に根付いて、大切なお客様 にずっとレッスンをし続けて行ってもらうための志や意思が必要 です。
法人の場合
- 既存の事業と合わせ自社にとって付加価値になりますか?
- 自社にとってメリットはありますか?
- サーキットシステムにしますか?インストラクターでレッスンにしますか?
- 差別化のため、何か導入を考えていますか?
- 流動人口が多い地域なのでしょうか?
- 予算はどのぐらいで考えていますか?
- 既存の箱にするのか、新しい店舗でするのでしょうか?
個人事業主の場合
- お客様のために、自分も日々スキルアップしていけますか?
- レッスンを受けていただくお客様に、十分な満足を提供でき ますか?
- 競合に勝ち抜いて続ける覚悟はありますか?
- 宣伝広告の活用も考えていますか?(WEBやインスタ、SNSなど)
マシンは一度購入すると5年~10年使うものになります。
そして今のピラティスブームは1~2年で過ぎ去ってしまうかも しれません。高いマシンを購入して1年で辞めてしまうのはとても残念ですし、もったいないと思います。
最初に覚悟を決めて、たとえブームが過ぎ去っても競争に勝ち抜いていく強い意志と自力でスタジオ運営をしていけるのか?
売上が下がった時に、マーケティングや調査を行ったり、SNS に注力したり、ホームページをリニューアルしたり、スキルアッ プをしたり、心が折れることなくその都度対策を講じて頑張れる のか?
まずは、しっかりと「自分のピラティススタジオ」と向き合う こと。そして、開業するからには確固たる心構えと失敗しないた めのリサーチを十分に行いましょう。
ピラティススタジオ開業の際の場所決めについて
場所決めは都会と地方では違う
ピラティススタジオを開業される際には、まずスタジオの場所が大切になります。

都会になればなるほど駅に近い方が集まりやすく、集客できているというデータがあります。
次に、周りが住宅地かどうかを調査しないといけません。そのエリアにどういう層が多く住まわれているのかの確認が必要に なってきます。
現在、ピラティスのレッスンを受けている顧客層は、年収700 万円以上(夫婦合わせて)だと言われています。
そして、そのスタジオの周辺半径2~3km以内に200世帯以上 の住人が居る場所は集客がしやすいと言われています。
ピラティススタジオに継続的に通われる人は、近くの場所を探 されることが多いです。
一概には言えない部分もありますが、下記のデータをご参考く ださい。
次に、自分が開業しようとしている場所の近くにどんな ピラティススタジオがあるのかの調査が必要です。
例えば、自分が6畳の一部屋を借りて開業しようとしている場 合、すぐ近くに同じような6畳や8畳の1室を借りてオープンし ているスタジオがたくさんあるとすれば、競合が激しくなりま す。
ただし、その周りのスタジオがグループレッスンを行っている 所で、自分がパーソナルレッスンを行うのであれば、それはそこまで競合にはならないのでOKです。
自分が開業しようとしているスタジオの広さがどれぐらいなの か。近くに同じような広さ・内容のレッスンを行っている所があ るのかを調べてみましょう。
- マンツーマンのパーソナルレッスンを行う
- 対2のセミパーソナルを行う
このようなプランを立てている場合、近くにあるスタジオが同 じような広さ、同じような内容のレッスンをやっているのであれ ば考えた方が良いかもしれません。
同じような広さだったとしても、 1人のインストラクターに対 して8人のグループレッスンを行っているスタジオであれば、競合にはなりません。
近くにレッスン料の安いグループレッスン中心のスタジオが オープンして、一時的にそちらにお客様が流れることがあるかも しれませんが、ピラティスをすることで体を変えたいと本気で 思っているお客様は、パーソナルレッスンに戻ってくる可能性が 高いです。
自分のやりたいスタイルと、近くの競合のスタイルをしっかり と分析しましょう。
物件の契約前に搬入経路の確認
マンションの1室などでスタジオをオープンする場合、事前に 搬入経路の確認をすることがとても重要です。
良い物件に巡り合い、その場所を気に入って契約をしてしまっ たものの、いざマシンを購入しようとしたら、 マシンが入らない場合 があります。マシンの搬入ができなければ開業できません。
順序としては、マシンメーカーに問い合わせした後に物件を選ぶ と安心です。
「物件が決まったからマシンを選ぶ」のではなく、「 マシンを 選んでから物件を決める 」という手順を忘れないようにして下さい。くれぐれも先に物件の契約をしないようにご注意下さい。
当社の場合ですと、事前に搬入経路やお部屋の動画をお送りい ただいています。約3年間で約400店舗へ納入実績(2024年まで の実績)がありますので、経験値から動画でおおよその判断がで きます。室内の廊下の幅や階段などの細かい部分は幅などを図っ ていただいて、お知らせ下されば搬入できるかどうかを回答しております。
マシンの配置と間隔

例えば、20畳の場所でマシンは1台のみを配置したパーソナル の1対1だと広すぎてすごく寂しい感じがします。
逆に都会(特に東京)だと、駅から近い物件だと4畳や5畳で も10万、15万するような場所もあります。そこにぎゅうぎゅうに 入れたいとおっしゃるお客様もいらっしゃいます。「入ります か?」という問合せもいただきます。
では、実際にどれぐらいの広さが必要かと言いますとリフォー マーの場合ですと、 1台あたり70cm×70cmの間隔が必要になります 。
足をロープに引っ掛けて足を広げるエクササイズがあり ますので、足を広げると壁に当たってしまうことも考えて、1台 あたりそれぐらいの間隔が必要です。
4畳だと、リフォーマー(約2300㎜x680㎜)は1台置けます が、2台は厳しいかもしれません。
その場合、リフォーマー1台とチェア1台ぐらいが目安と思って 下さい。
※2台置けなくもないですが、そうすると足を広げるエ クササイズは難しくなりますとお伝えしています。
同じ4畳でもお部屋の形が長方形か、正方形か、部屋にでっぱ りがあるかどうかなどによっても配置が変わってきます。 キャデラック・リフォーマー・チェア・バレルが1セットです が、これを全て置こうと思ったら最低10畳(20平方メートル)は 必要になってきます。
選ばれるより選ぶ

ピラティスマシンを購入する際、 実際体験せずにマーケティングだけで判断するのは危険です。
確かに、見た目やメーカーの広告に引き寄せられることもある かもしれません。しかし、ピラティスは日々使い続けることでそ の効果が実感できるものです。
ですから、購入を決める前に本当に大切なのは「機能」や「品 質」ももちろん大切ですが使い続ける中で、 どれだけサポートが 手厚いか、トラブルが起こった際にどのように対応してくれるの か、その後のサポート体制こそが、長い目で見たときに最も重要 です。
ピラティスマシンは決して安価な買い物ではありません。数年、いや、十年以上付き合う可能性もある大きな投資です。
だからこそ、 ただ「選ばれる」のを待つのではなく、自分自身 でその選択肢を深掘り、納得した上で購入することが重要なのです。
購入後のサポートやアフターケアにおいて、メーカーの対応が どれほど親身で迅速かは予測できませんが、購入までのやり取り や口コミをよく見ることでその差は歴然と現れます。
例えば、万が一トラブルが発生したとき、メーカーとのやり取 りがスムーズでないと、日々のレッスンやトレーニングに支障が 出ることがあります。サポートが手薄で、修理やメンテナンスが 長期間にわたるようなことがあれば、結果的にその製品を使い続 けることにストレスを感じてしまうことにもなりかねません。
また、 もしも紹介者が必要な仕組みになっている場合、その紹介者を通じてのやり取りに負担を感じることもあります。 問い合 わせの窓口が複雑で、問題が発生した際に解決が遅れる、または 直接のサポートが受けられない場合、長期的には不安を感じるこ とが増えていきます。
それならば、最初から自分自身で直接やり 取りをし、サポート体制がしっかりしているか、柔軟に対応してくれるかを確認することが、より安心して使い続けるための大き なカギとなります。
ピラティスマシンの選定において、「品質」の次に重要なのは 「信頼できるメーカー」や「安心して使えるサポート」があることです。 マシンそのものの品質や機能が素晴らしいのはもちろん ですが、予期せぬトラブルや修理が必要になった際に迅速で誠実 に対応してくれるメーカーでなければ、安心して長く使い続ける ことはできません。
最終的には、ピラティスマシンを選ぶ過程が、「自分の体を大 切にするための投資」として納得のいくものであるべきです。
購入前に製品をじっくり見極め、メーカーのサポート体制や使いやすさ、そして万が一のトラブル時にどう対応してくれるのか をしっかり確認することが、後悔しない選択に繋がります。
自分で選ぶことで、自分にとって本当に必要なものを見つけ、 ピラティスの効果を最大限に引き出せる環境を作ることができるのです。
信頼できるパートナーとして、長く付き合える企業を見つける ことで、使い続ける中での不安やストレスを減らし、心地よく トレーニングに集中できる環境が整うことになります。
ピラティスマシンの購入は、決して一時的な決断ではなく、 未来の自分に向けた大切な投資です。
この選択が、あなたのピラティスライフをより豊かにし、さら に深い満足感を得られる結果に繋がることを確信しています。
折り畳みリフォーマーの問題点と課題点
折り畳み式リフォーマーは、 自分が練習するために購入するの は問題ないと思います。
しかし私は、開業してスタジオでお客様が使うという用途で使用するのは控えた方が良いと考えます。
折り畳み式リフォーマーは各メーカー共に簡易的に作られてい ることが多く耐久性に優れていないからです。特に安価な折り畳 みマシンほど注意が必要です。
折り畳み式リフォーマーを選ぶ際には丈夫なマシンを探さない といけません。
折り畳み式リフォーマーは通常のマシンよりも壊れやすくなっ ています。折り畳みという性質上、何度も開いたり折り畳んだり することでどうしても劣化しやすくなります。
開業当初は、マットレッスン時はマシンを収納して マットレッスンを行い、マシンレッスンの時にはマシンを広げて マシンレッスンを行いたいという考え方もあるかと思います。
レッスンを沢山していると使用頻度も上がります。
長時間使えば、その分耐久性のない折り畳みマシンは早く壊れ やすい状態になります。
マシンが壊れてお客さんのケガに繋がるようなことだけは、絶対に避けなければなりません。たった1回でもそのような事故が あってはならないのです。スタジオの信用問題にもなります。
今、ピラティスマシン業界では「安全性」が問題になっていま す。
マシンが壊れてお客様のケガに繋がる事故が発生する可能性も あるため、折り畳みマシンを使う場合は、しっかりとした作りで 耐久性のある折り畳みマシンを使うことが大切です。
折り畳みマシンが悪いということではないのです。
折り畳みマシンを選ぶ場合は、特に気を付けて丈夫な折り畳み マシンを選んで下さいということです。
折り畳み式リフォーマーの選び方
- 収納できると言っても、折り畳んだ際の寸法の確認も必要。 (あまり小さく折り畳めないものもある)
- 収納するのに時間がかからないかどうか。
- 折り畳みの際にレールの継ぎ目に段差がないかどうか (段差があるとガタンガタンと音が鳴ったりする) 足にストラップをかけてフットワークをして最後まで伸ばし てみてください。最大伸びる途中に継ぎ目の段差を超えてい くので、ガタンガタンと音がなるマシンはレッスンに使うの は控えてください。
- 丈夫かどうか(自分で使う場合は問題ない。お客さんにレッ スンとして提供する場合は特に注意が必要)
※ホームケア用のものをお客様のレッスンに使わないように注意 しましょう。
この記事を書いた人

マシンピラティスのマシンマニア!
株式会社JUNO CEO 盧辰昊 (ノジンホ)
JUNO PILATES創立者の盧です。鉄や木材のねじ研究・海外営業の経験を活かし、高精度なピラティスマシンの開発・普及に尽力。
製品の特性や選び方を詳しく伝え、そして品質の高い製品を提供しています。信頼できる情報をお届けしますので、お気軽にお問い合わせください。
著書:ピラティスマシン選び方の教科書
ピラティスマシン選びに困ったら・・・
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見どころは第5章 ピラティスマシンの選び方、第6章 ピラティス開業の条件、第7章 結論~マシンの選び方 7つのポイント~
さらに、開業や集客に役立つマーケティング手法等の情報も網羅。正しいマシン選びをサポートし、理想のスタジオ運営を実現しましょう。
読者数3,500人突破!
2025年11月現在、累計3,500名の方にご覧いただいています。

目次
- 第1章 モノローグ
- 第2章 マシン選びが成功のカギ!
- 第3章 ピラティスとは
- 第4章 ピラティスマシンの種類
- 第5章 ピラティスマシンの選び方
- 第6章 ピラティス開業の条件
- 第7章 結論~マシンの選び方 7つのポイント~
- 第8章 お客様からよく聞かれるピラティスマシンに関するQ&A
- 第9章 ピラティススタジオ開業における豆知識
- 第10章 ピラティスブームはいつまで続くのか
- 第11章 JUNO PILATESの紹介
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