ピラティスマシンの選び方【ネジ編】
ピラティスマシンのネジの役割
基本的に木材であるフレームにフットバーを固定させたり、 フレームにレールを付けたりする際にネジを使用しています。また、アイボルトというネジはスプリングをかけて固定する用 途もあります。

目次
ピラティスマシンで使うネジの材質と注意点
ピラティスマシンとネジの関係
ピラティスマシンの製作において、ネジの使用は最小限にする ことが推奨されます。なぜなら、マシンに使用される木材はネジ で固定しづらい素材が多いためです。
一般的に、鉄製の構造物、いわゆるマンションの鉄筋や橋脚な どは鉄をボルトナットで結合していいます。
しかし木材とネジとなると、これが少々難しくなります。
木材に打ち込む「木ネジ」という木で作られたネジがあります。 木ネジは振動によって緩みやすい傾向があるため、ネジの使用箇 所をできるだけ減らすのがポイントです。
錆びにくいネジの選択
前回の「鉄」の章でも触れましたが、ステンレスにはステンレスのネジを使わないといけません 。そうしないと電食が起こります。
ネジが錆びてしまうと、取れなくなってしまいます。 例えば引越しをする際に、タワーを外そうと思った時にネジが錆 びてしまっていると、タワーが外せなくなってしまいます。
そうなると、ネジはもちろん金具なども交換しないといけなくなりま す。
または、ネジで止めた穴がネジの通し作業を繰り返すことに よって穴が大きく広がり、ネジの固定力を失ってしまい、何度も 締め付けても緩んでしまうこともあります。
万が一、錆びがひどいネジはクラック(亀裂)が入ってしまう 可能性も あるので、錆びにくい丈夫なネジを使うことが大切です。

ちゃんとしたネジはそれほど頻繁に緩むことはありません。1~2週間 ごとに全て1回締め直すピラティスマシンはあり得ないのです。
ネジの適切な寸法と固定方法
ネジはそもそも部材と部材を留めることが目的です。 (部材:ピラティスマシンにおいて木材などになります。)
部材同士しっかりとネジを使って留めるためには、部材とネジ の間に隙間があってはいけません。
しっかりと着座させるためには、ネジの寸法が大事になってき ます。

左はネジの長さが長く、ボルト頭部に遊び(隙間)が空いている状態 右はネジの頭が着座すると固定することになります。
部材に対してネジの寸法(長さ)が長すぎるとどうでしょう? 部材からネジが浮き上がってしまい、しっかりと着座することが できません。
このように浮いてしまうと固定できず、次第にどんどん緩んで しまいグラグラになってきます。
しっかりと寸法を測って作ったネジでなければ、着座できない ので当たり前と言えば当たり前ですね。
このように寸法違いのネジで固定している場合、ネジが緩んで 来てしまうので週に1度ネジを締め直しながら使っている、という話も耳にします。
私は前職で「ネジ」に関する専門的な 技術を研究しておりました。
部材と部材をしっかりと結合するためのネジを作るために、ネジの長さや太さ・大きさなど安全性に問題のないようなものを 作るための計算をして割り出していました。数時間かけて計算す ることも珍しくはありませんでした。
そこまでネジ1本に至るまで細かく精査して作られているメー カーだと安心です。
もちろん、その分コストはかかります。
しかし、残念ながら、そもそもの作りや設計、ネジの1つ1つに 至るまでの知識がなさすぎるメーカーが存在しているのも事実です。
例えば10mmの長さが必要な部分のネジを5mmの長さのネジ で留めればどうなるでしょう?
部材と部材をしっかりと結合させるという計算をせず、5mm のネジがあるからそれで留めておけばいいか・・・という感じで すよね。その場しのぎにはなりますが、時間とともに緩んできま す。
正しい寸法のネジを使えばしっかりと結合され、ネジが着座し て固定し必ずきつく締まり、緩むこともありません。しかし、大 手のメーカーでも、ネジの1つ1つまで精査して作られていないこともあります。
ネジ1つで事故にも繋がる場合もありますので、安全にレッス ンを続けるには本当に大事なポイントです。
ピラティスマシンの中にはぶら下がったりして使うものもある ので、週に1回ネジを締め直すような、ネジが緩みやすいマシン は危険です。
ピラティスマシンにおけるネジの重要性
ピラティスマシンにおいてネジはステンレス製のネジがさびにくいのでその選択をしているメーカーであればいい素材にこだ わっていることが分かると思います。
鉄棒とネジの素材が違うと、錆びる可能性があるため、そこま で考慮しているメーカーのマシンなのか確認してください。
また、ネジの緩みに関して、1週間に1回締め直す作業をする のはそもそも設計から問題があると思われます。締め直せばいいとの考え方は、ネジで固定する意味を果たしていないと言えるでしょう。
ネジ緩みをメーカーに問い合わせても解決できない場合(1週間1回締め直し)、何度も締めてもいずれ緩んでくるため 、 パーツ交換か、買い替える必要性があると思われます。
そのまま使うのはクライアントの怪我につながるので注意しま しょう。
ピラティスマシンの選び方ポイント!【ネジにおいて】
ピラティスマシンの選び方
ぞれぞれの記事はこちらから
- ピラティスマシンの選び方【木材編】
- ピラティスマシンの選び方【レール編】
- ピラティスマシンの選び方【コマ編】
- ピラティスマシンの選び方【革編】
- ピラティスマシンの選び方【クッション編】
- ピラティスマシンの選び方【鉄/棒編】
- ピラティスマシンの選び方【スプリング編】
この記事を書いた人

マシンピラティスのマシンマニア!
株式会社JUNO CEO 盧辰昊 (ノジンホ)
JUNO PILATES創立者の盧です。鉄や木材のねじ研究・海外営業の経験を活かし、高精度なピラティスマシンの開発・普及に尽力。
製品の特性や選び方を詳しく伝え、そして品質の高い製品を提供しています。信頼できる情報をお届けしますので、お気軽にお問い合わせください。
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目次
- 第1章 モノローグ
- 第2章 マシン選びが成功のカギ!
- 第3章 ピラティスとは
- 第4章 ピラティスマシンの種類
- 第5章 ピラティスマシンの選び方
- 第6章 ピラティス開業の条件
- 第7章 結論~マシンの選び方 7つのポイント~
- 第8章 お客様からよく聞かれるピラティスマシンに関するQ&A
- 第9章 ピラティススタジオ開業における豆知識
- 第10章 ピラティスブームはいつまで続くのか
- 第11章 JUNO PILATESの紹介
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